今月のテーマ ☆スティーブ・ジョブズに学ぶ異次元の発想法 ~パート12~
2013/10/01
人生は、時に頭をレンガで殴られるようなこともある。
この言葉は、スタンフォード大学でのスピーチです。
ジョブズの偉大さは成功からだけでは半分しかわかりません。
失敗を通してこそ、その全貌が見えてきます。
それは、ピクサーがアニメ映画「トイストーリー」で大ヒットを掴むまで、どれだけ手酷い失敗を繰り返したことからもわかります。
ネクスト社を実際の価値以上の高値でアップルに買い取ってもらうまで、注目度だけは満点のこの会社はヒットと呼べる製品を生み出すことさえ出来ませんでした。
レンガで頭を殴られるような惨めで思い出したくもない散々な失敗をジョブズはしでかしてきたのです。
失敗しても決して情熱を失わない
しかし、レンガで頭を殴られたとしても、ジョブズは情熱を失うことはありませんでした。
今の日本は、一度失敗すると敗者復活のない底の浅い社会です。
これでは、ジョブズのような人物は生まれてきません。
東日本大震災以後の日本には、懐深く敗者復活が大歓迎される社会に変容することが求められます。