今月のテーマ ☆スティーブ・ジョブズに学ぶ異次元の発想法 ~パート13~
2013/11/06
アップルの行く末を左右するチャンスが、
僕たちに委ねられている。
「企業の目的は、市場を創出することである。」これはドラッカーの言葉です。
ジョブズは、Macでパソコンという産業を作り出し、iPodで新たな市場を開拓しました。
iPodは音楽業界の仕組みを変え、新天地をアップルにもたらしたのです。
より大きな市場にチャレンジする
このように、経営陣は角度を変えて物事を見ることが大切であり、それが新たなビジネスチャンスに出会うきっかけになります。
例えば、コカコーラ社が全世界のソフトドリンク市場で45%ものシェアを獲得したとき、経営陣は慢心しました。
しかし、新任したCEOはガツンとくる質問を経営陣にぶつけました。
「ソフトドリンク市場ではなく飲料市場全体で見たとき、コカコーラ社のシェアは何%か?」
答えは、「たった2%」でした。
その後、経営陣は戦いに打って出て、時価総額は17年で35倍以上に成長したのです。
もし、iPodがなければ、アップルはシェアの低いPCメーカーとして苦しい経営をしていたに違いありません。