今月のテーマ ☆スティーブ・ジョブズに学ぶ異次元の発想法 ~パート14~
2013/12/04
製品がすべてを語ってくれる。
ジョブズは財テクで儲けようとしたことは一度もないそうです。
いつでも製品で真っ向から勝負し、iPod、iPhone、そしてiPadとすごい製品を生み出して戦いを挑んで来られたのです。
安売りで製品を売りさばくことをせず、プライス・リーダーなんていう言葉もアップルには存在しません。
M&Aで株価を上げるようなこともせず、ジョブズの経営哲学に徹したもの、つまり、製品がすべてであり、それが企業の原動力であるという哲学です。
市場に真価を問う愚直な姿勢を
しかし、製品で戦うことも簡単ではありません。
製品を揚げて戦ってもし負けたら、ショックは計り知れないほど大きいものとなります。
実際、ネクストキューブは販売に失敗しましたし、ピクサーイメージコンピュータは市場からそっぽを向かれました。
しかし、それでもジョブズは製品で戦うことをやめなかったのです。
自分たちが懸命の努力をつぎ込んだ製品を送り出し、そして市場に真価を問う愚直な姿勢は、これからの時代、より一層重要となることでしょう。