今月のテーマ ☆スティーブ・ジョブズに学ぶ異次元の発想法 ~パート16~
2014/02/04
最善とはいえない状況でやった仕事に、
一番誇りを感じる。
Macintoshを開発した時も、iPodを開発した時も、資金や人材、そして時間の厳しい制限にジョブズたちは苦しみました。
Mac開発では、アップルの100倍以上の売り上げを誇るIBMと戦わなくてはならず、iPod開発では、アップル社内にAV機器の設計経験者がほとんどいない上に、実質半年で製品化にこぎつける苛烈な時間的制限が課されていたのです。
しかし、苦しい環境下で作り上げた両製品とも世界中の人々を熱狂させるメガヒットとなったことはご存じの通りです。
厳しい環境だからこそ成功する
ピクサーが「トイ・ストーリー2」を製作中のこと、間に合いそうもないと危惧した担当監督が公開日の延期をジョブズに懇願しました。
その時ジョブズはこの言葉で彼を励まし、そして映画は予定通り完成したのでした。
十分な時間、潤沢な資金や人材がいれば、立派な製品や事業ができると考えるのはお門違いです。
逆に、資金不足や人材不足といった厳しい環境だからこそ、独創的な製品は誕生するのです。